濱西男塾

私塾のバックナンバーなので関係者以外絶対見ないで下さい。(笑)

人間万事塞翁が馬

あああ!

そういえばこれもお伝えしておきましょう。(笑)


私の著書にも書いたかもしれませんが、

「人生何が幸福で何が不幸かはすぐに決まるものではない」

という有名なお話しです。^^


これから社会出ると落ち込むことも多々あります。

人は一度落ち込むとその不幸が永遠に続き、いつまで経っても良くならないと思ってしまうものです。

 

そんな時にはこの言葉を思い出して欲しいですし、調子が良い時も浮足だつ事無く、気を引き締めて欲しいと思います。^^

人間万事塞翁が馬

(じんかん(にんげん)ばんじ さいおう がうま)


この諺の元の話は中国の「淮南子(えなんじ)」という古い書物に書かれています。

ちょっと長いかも知れませんが絶対知っておいた方がいいですよ。^^

 

中国の村にある老人が住んでいました。

さらに北には異民族が住んでおり、国境には城塞がありました。

ある時、その老人の馬がその北の国の方角に逃げていってしまいました。


この辺の馬は良い馬が多く高く売れるので近所の人々は気の毒がって老人をなぐさめに行きました。

ところが老人は残念がっている様子もなく言いました。

「このことが幸福にならないとも限らないよ。」


そしてしばらく経ったある日、逃げ出した馬が良い雌馬をたくさんつれて帰ってきました。

そこで近所の人たちがお祝いを言いに行くと、老人は首を振って言いました。

「このことが災いにならないとも限らないよ。」


しばらくすると、老人の息子がその馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。

近所の人たちがかわいそうにと思って慰めに行くと、老人は平然と言いました。

「このことが幸福にならないとも限らないよ。」


1年が経ったころ異民族たちが城塞に襲撃してきました。

城塞近くの若者はすべて戦いに行きました。

そして何とか村を守ることができましたが、その多くはその戦争で死んでしまいました。

しかし老人の息子は足を負傷していたので、戦いに行かずに済み無事でした。


長い人生、楽しい事や嬉しい事もあれば、辛い事や悲しい事もあるけれども、

「何が幸福で何が不幸かは直ぐに決まるものではない」

と言った諺です。^^


ですので今後の生活で辛い事があっても

「これが幸せにならないとも限らない」

と思考を変えてみましょう。


嬉しい時には自己を律して、悲しい時には将来必ず幸せが訪れるものと信じて毎日を明るく元気に過ごして下さい。^^

考え方一つで人生は大きく変わるのですから。


ちなみにこれ知っとくと大人は喜びますよ。(笑)

患者さんとの何気ない会話で

「いや~、それは塞翁が馬ですね~」って。(笑)

若いのによく知ってるね、と褒められます。^^


こんな話し好き?w